mariaDB(MySQL)にLibreOfficeのBASEで繋げてデータベース操作の効率化を図ってみた
MySQLから派生したオープンソースデータベースmariaDBをlinux(raspberryPiやubuntu)で使っています。
主に次の2つの方法でテーブルを作成したり、テーブルのデータを操作する等のデータベースに関する作業を行っています。
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コマンドラインインターフェース(CLI)のmysqlコマンドでSQL文で使う。
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WebブラウザからphpMyAdminを使う。
今回はこの2つに次の方法を追加してデータベース操作の効率化を図ろうと思う。特にクエリー用のSQL文を作成するツールとして使おうと考えている。
LibreOfficeのデータベースソフトBASEを使う。
余談だが以前はMS-AccessをMySQLに接続して使っていました。今気づいたのですがmariaDBとLibreOfficeも派生元となるMySQLとOpenOfficeがOracleに権利が移ったタイミングでブランチしたようだ。
用意した動作環境はノートPC(Acer ASPIRE 5750 CORE i3 + メモリ4G)の Windows10 動かし 仮想マシンソフトのViurtualBox上に ubuntu 16.04を導入し MariaDB 10.0.38 を導入。また、ubuntuのネットワークはブリッジ接続とし Window10とは異なるIPアドレスを持つようにした。
参考にしたサイトは
です。作業を進めるのに必要な情報はほぼほぼ書かれています。注意が必要なところは次のような点です。
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mariaDBがネットワーク上の別のIPアドレスを持つリモートPCから接続できるように設定を変更すること(こちらはconfファイルレベル)
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mariaDBに作成したユーザがネットワーク上のリモートPCから接続できるように設定を変更すること(こちらはSQLレベル)
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mariaDBにJDBCで接続するドライバを事前にダウンロードして用意しておく必要がある。今回は上記参考サイトで使用されている(MySQL Connector/J 8.0)を使用した。 mariaDBからも JDBS ドライバ(MariaDB Connector / J 2.4.2)が提供されています。
以上のことを踏まえて作業を進めればLibreOffice BASEから mariaDBのデータベースを表形式で表示してレコードの追加・変更・削除等の作業が行えます。複数のテーブルをキーフィールド結合したビュー(クエリー)を作成するSQL文の作成もグラフィカルに行えるようになるのでクエリーSQL文の作成の効率化が図れるはずです。