今あるものだけでGPSリアルタイムマップを作ってみた

2019年4月14日

5GがスタートしIoT実現可能なシステムの構築が可能になってくる今日この頃です。

ちょっと興味を持ったので、IoTに関するネットワークの情報を調べてみた。

IoTの本命となる5G基地局とIoT機器(センサを有しデータを送る側)との間をつなぐネットワークである LPWAN(Low Power, Wide Area Network)の普及でローコスト化が進むことになるように思える。

LPWANとしては

  1. LoRa
    オープンスタンスで仕様が策定されていてよさそうだ。通信キャリアの回線を借りている2次通信キャリも参入できそうなものなのかなぁ。1つのLTE回線の下にLoRaを構築することでローコスト化できるのかなぁ?
  2. nb-iot
    LTE基地局に相性がよさそうなもののようだ。通信キャリアがサービスを開始しそうだ。
    新規参入するのは難しそうな感じがする。(これはあくまで私的考察です。)
  3. sigfox
    仏SIGFOX社の独自規格で既に実用化されているもののようだ。

がメジャーなようです。

IoTシステムインテグレータの立場からすれば、通信会社から提供されるIoT回線を利用するサービスの使いやすさや、価格、機能を調べて、どこの通信会社のサービスを選ぶかということになるのだろう。データを蓄えて活用するクラウドサービスとの接続性も選択の重要なポイントになってくるように思える。

※なお、ここまでの文言はあくまで私的に調査し、私的考察したことを書いたものなので思い違いや誤りもあると思います。ご了承ください。

さて、今回は5GのIoTサービスまで待てない。今ある環境4G(LTE)でもちょっと値段は高くなるがLTEモデムを組み込み機器と接続し、LTE網を利用することでIoTを実現してやろうと思う。しかし、私にはLTEモデムを購入するお金もない。そこで、考えました。私は現在固定回線は持たず Wimaxルーターを室内・屋外の両方で使ってインターネットに繋げています。このWimaxルーターを使ってIoTシステムのバッタもんを作ってみることにしました。

システム構成はこんな感じ。

 

動かした時の画面画像と作成したGPS読取&Webサーバ送信用機器(ESP32基板使用)をはめ込んだ図にするとこんな感じとなります。

Webブラウザに表示するマップには、OpenStreetMap を使わせて頂きました。日本の OpenStreetMap のサイトはこちらです。

 

作成するにあたり、参考にさせて頂いたサイトはこちらです。すごく役に立ったサイトでした。ありがとうございます。感謝です。

 

GPS読取&Webサーバ送信用機器(ESP32基板使用)と Webブラウザの画面画像を載せておきます。

 

本物のIoTとして使う場合はGPS読取&Webサーバ送信用機器(ESP32基板使用)にLTEモデムやLoRaモデムを繋げてSIMカードを契約して使うことになるのかなぁ、そして、Webサーバに送っているデータは MQTT ・WebSocket なんか使ってクラウドにデータを蓄積していくことになるのだろうか?ワクワクしながら想像してしまっています。早く本物環境でシステムを作ってみたものです。IoTを使ったサービスには可能性が広がります。IoTシステム開発を検討されている会社の方はいらっしゃいませんか。お声をかけてください。

現在室内の机の上ではの動作は確認出来ています。次回、実際に車に乗せてリアルタイムに追随するか試してみたいと思います。