Amazon購入の3Dプリンタキットの動作検証作業 その1

Amazonで販売されている3Dプリンタキットを使ってオープンソースソフトウェア(Marlin、Pronterface等)の動作検証の作業を行います。

 

今回使用した Amazonで販売されている3Dプリンタキットは次のものです。

 

【主なパーツ】

CPUボード

Arduino Mega 2560(どこかの互換品)

RAMPS 1.4シールド

RAMPS 1.4互換品

ステッピングモータードライバ

A4988搭載互換品(5個) ヒートシンク付

LCDモニター

REPRAP_DISCOUNT_FULL_GRAPHIC_SMART_CONTROLLER互換品

 

ハードウェアの組み立てと簡単な動作確認

  1. RAMPS1.4シールドにステッピングモータードライバ(A4988)をとりあえず3つ(XYZの3軸分)を組み込む。

  2. Arduino Mega 2560(互換品)RAMPS1.4シールドを組み込む。
  3. Arduino Mega 2560(互換品)にサンプルのスケッチ(シリアル通信)を書き込んで動くかどうか確認⇒OKでした。
  4. RAMPS1.4シールドに12V電源を入れてみる。とりあえず問題なし。

 

ステッピングモータードライバ(A4988)の調整

次のサイトを参考にステッピングモータードライバ A4988 の電流制限設定を行います。

 

CNCキットの際にステッピングモータードライバ DRV8825 の際の電流制限と同じ方法でに A4988 の電流制限設定を行います。機材を壊さないようにするためにも必須作業です。

RAMPS 1.4シールドを Arduino Mega 2560 に差して USBケーブルでパソコンに接続して5V電源を供給し、A4988 の可変抵抗を精密ドライバにテスタ(電圧計)の+をワニ口グリップで接続して電圧を計りながら回して調整する。
上記サイトを参考にすると VREF=8 × IMAX × RCS (Rcsはセンスレジスタの値)とのことなので今回使用するステッピングモーター(Kuman Motor 17HD48002H-22B)の定格電流が 1.7A とすると
amazonで購入したKuman製の A4988 は RCS = 0.1Ω (R100の抵抗が搭載されていた)なので

VREF = 8 × 1.7 × 0.1 つまり、VREF = 1.36V ということになる。

今回はメカ機構パーツもなくモーターを回すだけの学習が目的なのでステッピングモーターが回るところまで VREF値を下げて使うことにした。(※電気代の節約もせないかんこともあるので)

 

上の写真には3軸(X、Y、Z)の他にE0とE1(エクストルーダー用?)の2つも追加し5軸分の A4988 の調整も行った。また、A4988 は結構熱くなっていたので冷却用のヒートシンクも付けることにしました。

 

今回はここまで